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<p>KDDIが富士スピードウェイで実施した、次世代型サーキット走行撮影サービス「4DREPLAY」の実証実験に参加してみた</p><p>KDDIが富士スピードウェイで実施した、次世代型サーキット走行撮影サービス「4DREPLAY」の実証実験に参加してみた #KDDI #4DREPLAY #富士スピードウェイ #BRZ</p><p>auの携帯電話サービスで知られるKDDIが、次世代型のサーキット走行撮影サービスによる実証実験を行なっているという。動画が誰にでも撮れてしまう時代にあって、いったいどうのようなものなのか? という疑問は、私もそうだったが誰しも頭に浮かぶことなのではないだろうか。</p><p>簡単なドライバーズミーティングの後、私はドリフトクラスでコースイン。ドリ車たちに混じると、それこそボディカラーもシルバーで大人しいどノーマルBRZは、なんだかカオスな雰囲気すら漂わして「すいません、おじゃまします」の心持ちで走ることになった。本来の目的が果たしてどんな映像がもたらされるのか、さらに、それを使って何かいろいろな用途にも繋がりそうか、といったところなので、激しいタイヤスモークに包まれるドリ車たちに比べるとかな~り地味な感じながらも、それなりに姿勢および挙動変化が分かりやすいように走らせてみた。 ちなみにこの新型BRZ、基本を同じくするGR86に比べると操舵初期のヨー応答のシャープさをあえて少し抑えているのと、切り返しなどの際のロール追従に少し遅れを感じさせたりするのだが、旋回時に重要なトラクションはしっかり出てくれる。スロットルレスポンスも過剰感なくコントロール性が高く、狙いのラインに持っていくことにも神経質さがない。FRならではのハンドリングを楽しめるものだった。 こちらはドリフト本気組の走り。パワーがあるためリアの滑りを維持したド派手な光景が繰り広げられていた 街中を含めた日常域の快適性と、天候や路面変化に対する感度を抑えた安定性の高さを携えながら、走る楽しさ、スポーツ性をしっかり備えた高バランスは、まさにBRZの美点なのだと、改めて確認することができた。 「4DREPLAY」システムによって撮影された映像はすぐにパドックサイドの別室に置かれたPCに送られており、60台のカメラ映像を合成することで、さまざまな角度からの姿を取り込むめるものとなっている。さすがに走行を終えた直後というわけにはいかないものの、軽い休憩後には先ほど走行した映像を、専用Wi-Fiを通じて自分のスマホで確認できるようになる。 さらに、専用アプリをダウンロードしておけば、画面をタッチすることで車両の向きを360度見たい向きに変えながらの確認も可能だそうだ。 「4DREPLAY」の映像を見ると、なるほどコーナリングへのアプローチやその後のラインなどの確認はもとより、その際の車両姿勢変化なども、見たい箇所を角度を変えながらじっくり確認もできる。これは単に自分が運転するカッコいいコーナリングを映像で見たい、残したい、という人にはもちろんだが、今の走りがどうだったのかを確認しながら、その後のドライビングに反映させるといったことにも大いに役に立ちそうだ。 この一連の走行が、さまざまな視点から見ることが可能な動画になる 実際、今回のドライビングにおいても、カメラが接置されたコーナーへのターンインから、ノーズをイン側に向けて切り込んでいくタイミング、そこからリアを降り出していくためのアクセルオンのタイミングなども、車両の姿勢変化を見ながら、ここはちょっと遅れてしまっているな、など視覚的に認識することもできる。 今回でいえばBRZが、ステアリングの切り返しでロールの揺り戻しを感じさせたところが映像上の動きからも見てとれた。さらに挙動を見ながら、アクセルオンのタイミングが遅れているなと、ドライビングにも責任があることも同時に見てとれた。 スマート-フォンで自分の走りを確認可能。講師との走りのコミュニケーションもしやすいものであることを感じた</p>