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野崎幸助さんの遺族である原告側の代理人・渥美陽子弁護士は、筆跡学の権威で神戸大名誉教授の魚住和晃氏に依頼した理由をこう話す。 「裁判費用を1億8000万円も計上している田辺市は、遺言受け取り表明後も時間はたっぷりあるのに筆跡鑑定すらしていません。しかもですよ。我々が最初に提出した筆跡鑑…