【旭日旗問題】 米コーネル大の行事広報物に「旭日旗」登場→ひとまず撤去されるも学校側の謝罪なし

▲旭日旗が使われた、コーネル大学建築学科の行事「ドラゴン デー」を知らせる垂れ幕。ミルスタイン・ホールにかかった垂れ幕は現在撤去された。[Claudia Heeyeon Ro提供]

アイビーリーグの名門コーネル大学が学科行事の広報物に旭日旗(戦犯旗)を使って論議がおきている。

24日、あるコーネル大卒業生によれば、コーネル大建築学科は最近100年の伝統行事「ドラゴン デー」広報物のデザインに旭日旗を使った。行事の象徴であるドラゴンの図柄の後に旭日旗が大きく鮮明に描かれたデザインだ。

現在、問題になって旭日旗を使った行事広報物はひとまず撤去された。また、関連委員会でこの問題を議論すると発表された。韓国人学生たちと卒業生が反発するとすぐに委員会で扱うことに決めたのだ。

25日、コーネル大建築学科側は旭日旗デザインの広報物を指摘した学生にEメールを送って「この問題を学科と学校次元のDEI(多様性・公平性・包容性)委員会に知らせる」と明らかにした。DEI委員会は教授陣と教職員、学生が参加する。引き続き学科側は「行く道は遠いがすべて変化の必要性を認めて最善を尽くしている」と付け加えた。

しかし、広報物デザインに旭日旗を使った点に対する直接的な言及はなかった。広報物を除去した後も主宰側などはまだこれといった謝罪や是正措置メッセージも発表していない。

韓国人学生たちは無知から始まった失敗とは言え、とても不快だという立場で、今までの回答も誠意のないレベルだと評価している。特にコーネル大建築学科は韓人2世であるユン・ミジン学長がおり、韓国人学生たちはより一層驚いたという反応だ。

情報提供者は「学長様と建築学科事務室にこの事実を知らせた。学長様がこれを知りながら承認したのか疑問であり、学長承認がなかったとしても旭日旗デザインをコーネル大で何気なく使ったことは、韓国人として腹が立って悲痛なこと」と明らかにした。

この情報提供者は在学時期にもキャンパスにナチ模様があった事件を記憶するとし「当時、学校はこうしたことを絶対許さない、と対応したのに、歴史が長く多様性と多文化を重視するコーネル大がこうしたものを傍観しないよう期待する」と強調した。

論議の広報物がかかった建物のそばを利用するパク・ソンハ、コーネル大博士もやはり「多くの米国人が旭日旗に対して正しく知ることができずに使うことが多くてとても残念。無知によるといっても、こうしたことが繰り返されないことを願う心により一層この問題をきちんと知らせたい」と話した。

旭日旗は日本が第2次世界大戦期間中に使った軍旗で、日本軍国主義を象徴する。

キム・ウンビョル記者

ソース：コーネル大行事広報に’旭日旗’波紋
https://news.koreadaily.com/2022/03/25/society/generalsociety/20220325204931610.html