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 デンソー、中部大学、東海大学、東北大学はデンソーが開発した微細藻類コッコミクサKJの葉緑体に含まれる成分「モノガラクトシルジアシルグリセロール(MGDG)」について、新型コロナウイルスに対する殺ウイルス効果があることを確認したと発表した。今後、効果的に作用する製品開発の可能性などを追求していく考えだ。

 培地内で新型コロナウイルス株にMGDGを加えたところ、殺ウイルス効果が確認できた。コッコミクサKJは成長が早く、培養しやすい微細藻類。ビタミン類やアミノ酸などを豊富に含み、歯周病の原因菌の増加を抑制する特徴も持つ。これまでMGDGがヘルペスウイルスのエンベロープ膜を破壊することや、ヘルペスウイルスに対する殺ウイルス効果があることを明らかにしている。

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

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