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<p>「牛をハグするセラピー」による癒やしを求める人が増えている</p><p>「牛をハグするセラピー」による癒やしを求める人が増えている</p><p>動物とふれあうことで心を癒やす「アニマルセラピー」と聞くと犬やイルカといった動物とのふれあいを連想する人も多いはず。ところが近年では、どちらかといえば家畜としてのイメージが強い「牛」をハグするセラピーも広まりを見せているとのことです。</p><p>The Gentle Barnの創設者であるLaks氏は、どっしりとした牛をハグして見つめ合うことで、まるで自分が小さな赤ちゃんであり、親の肩に寄りかかっているような気分になるとコメント。また、牛の体に頬を預けて目を閉じると、牛のゆったりとした鼓動に合わせて自分の鼓動もゆっくりになっていくそうです。牛をハグする人々は、自分が精神的に支えられ、癒やされ、愛されているという感覚を得られるとLaks氏は主張しています。 The Gentle Barnが提供する牛をハグするセラピーは、元々は里親プログラムや家庭内暴力の被害者向けシェルター、戦争退役軍人センターといったプログラムと連携して行われていたそうです。しかし、近年では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、さらに多くの人々が精神的に傷ついていることから、特定のプログラムを受けていない個人でもセラピーを受けられるようにしているとのこと。 Laks氏は動物からの癒やしで助けられた幼少期の経験から、虐待されている動物たちを保護する活動を始めたそうです。その過程で、助け出した牛に自分も癒やされていることに気づいたため、精神的に苦しんでいる人々にセラピーを提供するようになったそうです。 牛をハグするセラピーでハグされている牛たちも、元々は深刻な虐待やネグレクトを受けていたところから救い出されたとのこと。The Gentle Barnでは、牛以外にも七面鳥・エミュー・豚・羊・リャマなど、さまざまな動物が飼育されています。 Laks氏は、「私たちは暗い時代に生きています。現在、世界中で多くのことが起こっていますが、私はただ、The Gentle Barnが彼らのためにここにあることを人々に知ってほしいのです」と述べています。 なお、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は動物との密接な相互作用が幸福感を高め、ストレスを軽減するのに役立つと</p>