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バブル以前、北海道で豆菓子を製造・販売する中小企業の後継者は、中国の台頭で主力商品のバターピーナッツの売り上げが減少し続けるのを目の当たりにし、起死回生を図るのではなく、主力商品の変更へと舵を切りました。目を付けたカシューナッツの商品開発が順調な一方、着々と進む日本の物流網の改善が、本州メーカーとの激しいシェア争いをもたらす未来にまでは気づかなかったのです。