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<p>金沢に誕生したサウナと蒸溜所併設のブティックホテル〈香林居〉。</p><p>〈金沢21世紀美術館〉や私設の現代美術館〈KAMU kanazawa〉から徒歩圏内に、サウナと蒸溜所を併設したブティックホテルがオープン。 ⇒ 蒸留を行う背景には、金沢の長い歴史がありました。#金沢シティガイド</p><p>アート好きからの人気が高い金沢・香林坊エリア。〈金沢21世紀美術館〉や私設の現代美術館〈KAMU kanazawa〉からも徒歩圏内の場所に、サウナと蒸溜所を併設したブティックホテル〈香林居(こうりんきょ)〉がオープン。旅の疲れを癒し、”整う”ホテルステイが叶う。</p><p>窓から金沢城跡が眺められる「ハイフロアシティビュー」。 〈香林居〉の外観。 九谷焼をはじめ世界の工芸品を紹介してきたギャラリー〈眞美堂(しんびどう)〉のビルを改修し、「新しい金沢時間を処方する」というコンセプトのもとホテルとして生まれ変わった〈香林居〉。もともとあった建物の意匠を生かし、空間やサインに至るまで、随所に”アーチ”のモチーフを取り入れて、心落ち着くスペースに生まれ変わった。 〈香林居〉を特徴づけるのが、併設されたルーフトップサウナと蒸溜所。「香林坊」は安土桃山時代から江戸時代初期に実在した薬種商である「向田香林坊」の名に由来する。向田香林坊の調合した目薬は加賀藩主前田利家に献上され、この地に繁栄をもたらしたという。やがて西洋より蒸溜器が日本に伝来し、目薬の精製に利用されたという歴史的な繋がりから、蒸溜を行っているのだという。また、香林坊の香林とは、さまざまな漢詩で歌われる中国の美景地区の名前であり、理想郷という意味を持つ。〈香林居〉に滞在しながら、平和で豊かな別世界にいるような気分を味わってもらいたいという思いを込めて用意したのがルーフトップサウナと、アロマの香りが楽しめる蒸溜所なのだ。</p>