株式会社ウェッズは3月25日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookに参戦する浅野レーシングサービスをサポートし、2022年シーズンも引き続き同シリーズに参戦を行うと発表した。
茨城県に本拠を置く浅野レーシングサービスは、浅野自動車を母体としたレーシングチームで、1975年からレースを戦う名門だ。TSレースをはじめグループA、JTCC全日本ツーリングカー選手権と、国内トップカテゴリーで活躍し、近年はスーパー耐久ST-4を主戦場としている。
そんな浅野レーシングサービスは2022年もスーパー耐久ST-4クラスに参戦を行うことになり、1983~1998年までタッグを組んだほか、2017年からチームを支援してきたウェッズも引き続きチームをサポートする。
なお、今季はマシンが新型トヨタGR86へと変更され、車両名称は『WedsSport GR86』となる。そのカラーリングは1990年代の全日本グループAツーリングカー選手権に参戦していたAE92レビンを彷彿とさせるカラーリングになるという。
チームを指揮するのは浅野真吾監督で変わらず、Aドライバーは長年日本のモータースポーツで活躍しているレジェンドの浅野武夫、Bドライバーはスーパー耐久フル参戦3年目となる藤原大暉、そしてCドライバーには、2021年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceで表彰台を獲得する活躍をみせる期待の新人、石森聖生が加入し、磐石の体制でシリーズチャンピオン獲得を目指す。
浅野真吾監督は「2022年シーズンもウェッズ様をはじめ多くの企業様にご支援、ご協力を受け、スーパー耐久に参戦できることをうれしく思います」と語った。
「今シーズンからマシンを新型GR86へスイッチし、ドライバーも浅野武夫を中心にF4で力をつけてきた藤原大暉、86レースで速さを見せる石森聖生と若手を起用。今年こそシリーズチャンピオンを獲ります! 応援よろしくお願い致します!」
また、Aドライバーの浅野武夫も「今年度は新型GR86での参戦になります、まだまだ頑張って走りに集中したいと思っています」と語り、待望の新車であるGR86についても、車両は現在製作中ということを明かした。
「ST-4クラスは2戦目の富士24時間からの参戦となりますが、只今車両制作中で、なかなか日程的に厳しいのですが、頑張ってクルマ作りを進めたいと思います。これからも応援の程よろしくお願いします」
そして若手ドライバーふたりもリリースにコメントを寄せ、浅野レーシングサービス3年目を迎える藤原は「今年も浅野レーシングサービスからBドライバーとして参戦させて頂くことになりました。Bドライバーとしては3年目になりますが、一昨年の岡山では浅野レーシングとしては8年振りの表彰台、昨年の富士24時間レースでは9年振りの優勝と貴重な経験ができました」とスーパー耐久参戦を振り返った。
「さらに今年から新型GR86での参戦となるため、マシンのポテンシャルなど、どのようになるのかとても楽しみです。シリーズチャンピオンを目指して精一杯頑張りますので、今年1年間応援よろしくお願い致します」
そしてシリーズデビューを果たす石森も「スーパー耐久に名門の浅野レーシングサービスよりデビューできることを光栄に思います。86は新型となる注目の年ですが、課題をひとつひとつクリアし、全戦完走&シリーズチャンピオンを目指してチームに貢献できるように走りますので、応援よろしくお願いします」と意気込みをみせている。
■浅野レーシングサービス 2022年スーパー耐久参戦概要
チーム名:浅野レーシングサービス
参戦シリーズ:ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook
参戦クラス:ST4クラス
参戦車両:GR86(ZN8)
チーム代表(総監督):浅野信吾(アサノシンゴ)
Aドライバー:浅野武夫(アサノタケオ)
Bドライバー:藤原大暉(フジワラダイキ)
Cドライバー:石森聖生(イシモリトシキ)
車両名称:WedsSport GR86(ウェッズスポーツ・ジーアールハチロク)
カーナンバー:18
タイヤ:HANKOOK
ホイール:WedsSport TC105X
車両メンテナンス:浅野レーシングサービス