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植野友和 日本で暮らしている頃、暦をめくるたびに不思議に思うことがあった。それは、「二十四節気とは、一体何のためにあるのか」という疑問だ。1年のカレンダーに目を通すと、立春、雨水、啓蟄、春分……と、季節を表す言葉として用いられており、「冬至にはゆず湯に入り、かぼちゃを食べる」といっ…