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絶妙の喜劇的センスが近年脚光を浴びる戦後の流行作家、獅子文六の小説が舞台になった。文学座の新進、五戸真理枝(脚色・演出)が昭和風俗にエスプリをきかせ、洒脱(しゃだつ)なおかしみをかもしだす。ときは高度経済成長が始まるころ。茶道ならぬ可否道を唱えるサロンの珍奇な人間模様が描かれる。…