女性ドライバーで争われるフォーミュラカーシリーズのWシリーズは、2022年に参戦する17名のドライバーラインアップを発表した。5人のドライバーが新たにデビューすることになり、日本からは16歳の野田樹潤が挑戦する。
今季は鈴鹿サーキットでも開催が予定されている女性フォーミュラのWシリーズは、2022年にシーズン3を迎えることになるが、アメリカのアリゾナ、スペインのバルセロナで行われたプレシーズンテストの結果をうけ、レースダイレクターのデイブ・ライアンが2021年にトップ8に入ったドライバーに加え、9人を選考した。
そのうち5人はルーキードライバーで、テレサ・バビクコワ、ビアンカ・バスタマンテ、クロエ・チェンバース、エメリ・デ・フイス、そして元F1ドライバーの野田英樹の娘で、国内外でさまざまなフォーミュラに挑戦してきた野田樹潤がWシリーズ参戦を果たすことになった。
シリーズには18台が参加することになるが、「可能な限り多くの女性ドライバーに最高レベルのモータースポーツで戦う機会を創出する」という趣旨のもと、18番目のグリッドは予備ドライバーのために空きとなる。
「Wシリーズの成長にともない、2022年はこれまでで最強のラインアップとなった。今季に向けてアリゾナとバルセロナでテストを行いドライバーサーチとテストプログラムの拡大を行ったが、その決断は正しいものだった」というのは、レースダイレクターのデイブ・ライアン。
「2022年は10カ国のドライバーが集い、そのうち5人はWシリーズにデビューする新しい才能だ。5人のルーキーはすでにしっかり準備が整っており、Wシリーズの精神とともに、お互いを成長させることになるだろう」
2022年Wシリーズ ドライバーラインアップ
テレサ・バビクコワ(チェコ/18歳)
ビアンカ・バスタマンテ(フィリピン/17歳)
ジェイミー・チャドウィック(イギリス/23歳)
クロエ・チェンバース(アメリカ/17歳)
エメリ・デ・フイス(オランダ/19歳)
ベレン・ガルシア(スペイン/22歳)
マルタ・ガルシア(スペイン/21歳)
ジェシカ・ホーキンス(イギリス/27歳)
エマ・キミライネン(フィンランド/32歳)
ネレア・マルティ(スペイン/20歳)
サラ・ムーア(イギリス/28歳)
野田樹潤(日本/16歳)
アリス・パウエル(イギリス/29歳)
アビ・プリング(イギリス/18歳)
ブルーナ・タマセリ(ブラジル/24歳)
ベイスク・フィセール(オランダ/26歳)
ファビアン・ウォーレン(リヒテンシュタイン/24歳)