3月22日、MotoGPに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、マルク・マルケスに複視の再発が確認されたと発表した。
マルケスは、3月20日に開催された第2戦インドネシアGPのウォームアップ走行で週末4度目、今シーズン5度目の転倒を7コーナーで喫した。
その転倒はハイサイドで激しく路面に打ち付けられ、脳震盪を起こしたことからMotoGPメディカルチームとチームが相談した結果、レースを欠場することとなった。
そして、マルケスがインドネシアからスペインに帰国する途中に、視界に不快感を覚え始めたことから、21日にバルセロナでベルナト・サンチェス・ダルマウ医師のもとで検査を受けた。すると、昨年11月に患った複視の再発が確認されたという。
さらに、22日にはマドリードのルーバー国際病院でサミュエル・アントゥーニャ医師率いる医療チームを訪れ、脳を検査するMRIなどを使用した精密検査を受け、他の怪我がないことを確認した。
■ベルナト・サンチェス・ダルマウ医師
「インドネシアGPで発生した脳震盪の後、マルク・マルケスに対して月曜に実施した神経眼科学的評価は、第4右神経の麻痺の再発によって引き起こされた複視が新たに確認された。2021年11月の負傷時に発生したものより関与は少ない状態だ」
「この検査の結果、定期的な医学的検査による保存療法を行うことが決定された。来週、マルク・マルケスは怪我の進展を評価し、レースに復帰するための回復時期を予測できるようにするために、新たな検査を受ける」