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 中国の日系化学メーカーや商社が危険化学品の物流管理に苦慮している。とくに日系企業の拠点が多い上海周辺では危険品の倉庫スペースが不足し、従来通りの原料輸出入や顧客工場への輸送が難しくなっている。背景には、長江流域で毒性の高い化学品などの輸送を禁止する長江保護法(※)の施行や、化学品管理・物流関連規制の運用強化がある。国有企業が地方部で大規模な化学品物流拠点を新設したり、国内で用途開発や製品調達を拡大するなど対応を図る動きもみられるが、物流面の課題の抜本的解決にはなお時間を要する見通し。

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