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いま現役で働いている人々は、将来どれだけの年金を受給できるのでしょうか? 厚労省の「財政検証」では、将来の厚生年金給付について6つのケースをシミュレーションし、標準ケースで「年金受給額は減らない」と推計しています。しかし経済アナリスト・森永卓郎氏は、これを「非現実的な想定を置いたバラ色の未来と指摘」し、最も悲観的な“ケースⅥ”こそ現実的と考えます。ケースⅥを前提に単純計算すると、2052年の夫婦2人のモデル年金は月13万円程度という結果に…。老後の生活設計を考えるために、今回も将来のリアルな年金月額について検証していきましょう。