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<p>バイデン米大統領 ポーランド訪問へ ウクライナ侵攻協議</p><p>バイデン米大統領 ポーランド訪問へ ウクライナ侵攻協議 24日に開催される北大西洋条約機構(NATO)、先進7カ国(G7)、欧州連合(EU)の各首脳会議に出席した後、首都ワルシャワでドゥダ大統領と会談する。</p><p>【ワシントン=渡辺浩生】米ホワイトハウスのサキ報道官は20日、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐってバイデン大統領が25日にポーランドを訪問すると明らかにした。…</p><p>【ワシントン=渡辺浩生】米ホワイトハウスのサキ報道官は20日、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐってバイデン大統領が25日にポーランドを訪問すると明らかにした。ベルギーのブリュッセルで24日に開催される北大西洋条約機構(NATO)、先進7カ国(G7)、欧州連合(EU)の各首脳会議に出席した後、首都ワルシャワでドゥダ大統領と会談する。 バイデン氏は、ロシアによる民間人への無差別攻撃が激化するウクライナへの支援策や対露制裁の強化に向け、一連の緊急首脳会議で同盟国の結束を確認する。NATO加盟国のポーランドはウクライナ西部と接し、軍事支援の玄関口として重要性が増し、増派した米軍精鋭部隊も駐留しており、訪問先に追加した。 ホワイトハウスによると、バイデン氏は21日、欧州訪問に先立ってマクロン仏大統領、ショルツ独首相、ジョンソン英首相らと電話会談する。 ポーランド国境にも近いウクライナ西部では、ロシアが相次ぎ軍事施設をミサイル攻撃し、武器輸送路の安全確保や、東欧の対露抑止力向上が緊急課題となっている。首都キエフや東部マリウポリなど主要都市への無差別攻撃で、ポーランドなど隣国への避難民流出も増大し深刻な人道危機に発展している。 サキ報道官は声明で「大統領は同盟友邦諸国とともに、ロシアによる理不尽で不当なウクライナの戦争が引き起こした人道・人権危機にどう対処するかを協議する」と述べた。 米国とNATOはウクライナに対する直接の軍事介入を否定する一方、同国の防衛を支える武器供与を強化する方針。同国のゼレンスキー大統領が米議会演説などで求めた防空ミサイルシステムの提供なども話し合われる見通しだ。</p>