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 MotoGP第2戦インドネシアGPの予選がプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、フロントロウを獲得したファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)、ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)が会見に出席。予選日を振り返り、決勝レースへの展望を語った。

■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/予選:ポールポジション

「久しぶりにいいラップだった。リヤにソフトタイヤを履いたフリー走行2回目からとてもいい感じがあったんだ。フリー走行4回目では14周、15周くらい連続走行ができて、とても満足している。ペースもすごくよかった。タイヤのもちを確認するために、ああいうロングランをするのはとても大事だったと思うし、(その結果には)満足だよ。リヤタイヤによってもっと(タイムが)落ちると思っていたから」

「正直言って、とても素晴らしいフィーリングがある。明日はウオームアップ・セッションでミディアムタイヤを履くかもしれないけど、ソフトでもう少し走るだろうと思う」

「(決勝レースの展開を予想するのは)難しいね。ここは初開催のサーキットだから、何がどうなるのかはっきりとはわからないんだ。自分の一番の目標は、全力を尽くすことだよ。そして最後にどんな結果になるかだ。ただ、カタールよりもずっとフィーリングがいい。僕のポテンシャルもすごく上がっていて、ここでは優勝や表彰台争いができると思う」

■ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)/予選:2番手

「予選は僕にとっては難しかった。とても暑い状況で、フロントタイヤに少し苦戦していたんだ。1コーナーでフロントから転倒しかけて、そのあとプッシュするかタイムを出すことをあきらめるか、と考えたんだけど、プッシュし続けることにしたんだ。16コーナーでもフロントエンドを失いかけた。でも、2番手といういい順位で(予選を)終えることができた。フロントロウ獲得が目標だったからね」

「ポールポジションは考えていなかったよ。今日は彼(クアルタラロ)がとても強かったからね。でも、少し接近できたと思うから、満足だよ。明日に向けたペースもいい。上位でバトルができると思う。カタールよりもずっと自信があるんだ。すごくうれしいよ」

「(レースに向けて)ミディアムタイヤを少し試して、セッティングについて取り組んだ。部分的に苦戦しているところがあったからだ。ブレーキングでは自信を感じている。カタールから大きく改善した。ブレーキングは少しタイムをロスしていた部分だったんだ」

「4、5人のライダーのタイムがとても接近している。でもマルク(・マルケス)も後方にいるし、ポル(・エスパルガロ)もペースがいい。彼らが後方にいるんだ。タイヤ選択も大事になるだろう。ただ、僕としてはどちらのタイヤもすごく似ている」

■ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)/予選:3番手

「フリー走行2回目でいいラップタイムを出していたから、FP3ではストレスがなかったよ。午後、FP4でクラッシュがあったけど、リンスが(マシントラブルで出火した際にコースに飛散した)オイルに少し乗ってしまったみたいだ。普通、あそこはクラッシュするようなところじゃないから。グラベルでバイクを押して、バイクに乗ってピットまで戻って来たら赤旗が出たので、落ち着けたのはよかったと思う」

「フリー走行4回目の終盤はいいセッションになった。タイヤを試すことができて、それがうまくいった。レースで、ある状況にある場合、いい選択肢になると思う。予選では、最初のアタックのあと1分31秒が出せるとわかった。後半のアタックで誰かいいペースのライダーを追いかけようと思ったんだけど、そう考えたのは僕だけじゃなかったね。でも、最後のラップで全力を尽くしてフロントロウを獲得できた。すごく満足しているよ」

「2022年型バイクについて作業を続けている。カタールのスタートでは少し苦しめられたけど、ここのテストではとてもよかった。明日、ライバルがどう行くかだ。3番グリッドというのは、このサーキットのラインからしていいポジションだと思っている。とてもいいスタートが切れるチャンスがあると思うんだ。そして、全体として、テストで準備してきたベースのセットアップが、このレースウイークのスタートにとても役立っている」