テキサス・モータースピードウェイで開催されているNTTインディカー・シリーズ第2戦。19日に行われた予選は、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)が自身2度目となるポールポジションを獲得した。
佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、3番手と好位置に付け決勝レースに挑む。
2022年は第2戦にスケジュールされたテキサス・モータースピードウェイでのオーバルレース。
午前中に行われたプラクティスは、メイヤー・シャンク・レーシングのシモン・パジェノーがトップスピード。佐藤琢磨は12番手のスピードを記録し、午後2時からの予選に挑んだ。
エントラントポイント順位の最下位から1回2周のアタックを行い、その平均スピードでグリッドを争うテキサスの予選。オーバルレースのみ参戦するエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)からアタックを行っていく。
5番目にアタックしたのは、インディカーのオーバル戦は初となる元NASCAR王者のジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)。平均219.865mphを記録し、この時点でトップに立つ。
8番目のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が平均220mph台に入るも、11番目に登場したフェリックス・ローゼンクヴィストが1周目を221.316mph、2周目を220.905mphで平均221.110mphと好アタックを見せトップを奪う。
昨年テキサスで初優勝を挙げたパト・オワード。チームメイトのローゼンクヴィストに迫りたかったが、平均220.579mphで4番手に。
佐藤琢磨は18番目にアタックへ。1周目を221.216mphと速さを見せると2周目は220.973mphを記録。平均221.094mphでわずか0.0106秒ローゼンクヴィストに及ばず、残り9人を残して2番手となる。
20番目に登場したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)も速さを見せるもローゼンクヴィスト、琢磨に届かず3番手。
ロマン・グロージャン、コルトン・ハータのアンドレッティ・オートスポートコンビもスピードは伸びず、残すは3名に。
ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、1周目を221.024mph、2周目を221.099mphとスピードをアップしたが、ディクソンの前となる3番手止まり。
ディフェンディングチャンピオンのアレックス・パロウも10番手に留まり、開幕戦で初優勝を遂げたスコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)が最後にアタックへと向かう。
1周目を221.166mphと速さを見せると、2周目は221.027mphを記録し、平均221.096mph。琢磨を上回るも2番手となり、ローゼンクヴィストが2019年インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコース戦以来となる2回目のポールポジションを獲得。オーバル戦では初ポールだ。
「自信を強く持てるよ、困難な時期の後に大きなカムバックだ。この結果を得ることができてチーム全員が本当に喜んでいる」とローゼンクヴィスト。
マクラフランは連続ポールを逃すも2番手。琢磨は2020年ゲートウェイ・レース2のポールポジション以来のシングルスタートとなる3番手を獲得した。