もっと詳しく

第13回日経小説大賞を受賞したこの小説は、高望王流桓武平氏の祖・平高望が主人公である。時代は平安前期。平安京に遷都されて、ざっくり百年くらいたった頃だ。ほとんどこれまで描かれたことのない、時代背景と人物である。これだけで興味が湧く。だが、平高望がいったいどんな生涯を送ったのか、知り…