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<p>日印首脳会談、ロシア名指しの批判は共同声明に盛り込まれず : 政治 : ニュース</p><p>日印首脳会談、ロシア名指しの批判は共同声明に盛り込まれず #政治</p><p>【ニューデリー=森藤千恵】岸田首相は19日夕(日本時間19日夜)、インドのニューデリーでナレンドラ・モディ首相と会談し、ウクライナ情勢について「力による一方的な現状変更はいかなる地域でも許さない」ことを確認した。会談後</p><p>、発表した共同声明では「ウクライナの紛争と人道危機に深刻な懸念」を表明。ただ、ロシアへの名指しの批判は盛り込まれなかった。 共同声明では、ウクライナの原子力施設の安全の重要性や、人道危機に適切な措置を取ることも確認した。戦闘行為の即時停止を求め、対話と外交による紛争解決の必要性も強調した。「全ての国が武力による威嚇や武力の行使、一方的な現状変更の試みに訴えることなく、国際法に従って紛争の平和的解決を追求しなければならない」とも明記した。ウクライナ情勢に加えて、対中国を念頭に置き、インド太平洋地域でも連携を強化することで一致した。 両首脳は、外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の早期開催でも合意した。5月後半にも日本で開催予定の米国、オーストラリアを加えた「Quad」(クアッド)の首脳会談を前に連携強化を確認した。 岸田首相は、日本が今後5年間でインドに官民で5兆円を投資する目標も表明。両首脳は、総額3000億円規模の円借款の供与や、エネルギー分野などの協力でも合意した。岸田首相の外国訪問は昨年11月の英国以来、就任後2回目。日本の首相の訪印は安倍元首相以来、4年半ぶりとなる。</p>