AMD Ryzen CPU用チューニングユーティリティHydraは、Zen 4を搭載した次世代Ryzen 7000ファミリーのサポートを提供する予定です。Hydra & CTR (Clock Tuner For Ryzen)の作者であるユーリ・ブブリイ 別名 1usmus氏から確認が取れています。
AMDのRyzen 7000 Zen 4 CPUは、Hydra Tuning Utility内でCurve Optimizerをサポートするようになる。
2021年7月に発表されたAMD Ryzen CPU用Hydra Tuningユーティリティは、CTR(Clock Tuner For Ryzen)の後継として設計され、新しいインターフェースとRyzen CPUの調整と最適化をよりシンプルに行う方法を提供するものでした。
リリース以来、このユーティリティはいくつかのアップデートを受け、現在では以下の機能を提供しています。
- カーブオプティマイザー(CO)値の自動検索
- PBO+COと手動OCの組み合わせ
- 独自の電圧/周波数カーブを変更または作成可能
- リアルタイムでCOを変更し、どのコアがボトルネックになっているかを観察することができます。
- ダイナミックプロファイルで構成される独自の「ブースト」を作成可能
- サンプルの品質を評価し、理想的な電圧を見つける。
- アンダーヴォルティングの実行
Zen 4 also supports Curve Optimizer. A future update to HYDRA will make it easy to find CO in a fully automated mode. A powerful customization will be available for enthusiasts. It's hard to talk about the timing of the release…war. But I will try to do it as soon as possible. pic.twitter.com/uRFiBmJqK3
— Yuri Bubliy (@1usmus) March 17, 2022
現在、ユーリは、HydraのCurve TunerとCurve Optimizer機能の改良に取り組んでいると述べ、さらに、Hydraは、Zen 4コアアーキテクチャに基づくAMDのRyzen 7000 CPUのCurve Optimizerをサポートすると明言しています。
また、Hydraの将来のアップデートとして、完全自動化モードで完璧なCO(Curve Optimizer)が実装される予定です。
ユーリは間違いなくHydraのために多くのことを計画していますが、彼の故郷でもあるウクライナのハリコフでは、ロシア軍からの爆撃を避けるために住民が地下壕に避難しているため、進捗は遅々として進んでいません。
ユーリさんとウクライナの人たちの安全と、この紛争が一刻も早く収束することを願っています。
それにしても、ユーリさんが「Hydra」の最新情報を常に提供してくれるのは、本当にありがたいことです。
解説:
Ryzen用チューニングソフトHydraの作者はウクライナ人
ユーリ・ブブリイ氏 別名 1usmus氏はRyzen用チューニングソフトHydraの作者さんですが、なんとウクライナ人で戦争のためソフトの更新の計画が立っていないとのこと。
元記事にもありますが、私もこの場を借りて、ユーリさんとウクライナ国民の安全を祈念させていただきます。
素晴らしいソフトの作者さんは是非とも無事であってほしいです。
さて、このソフト、Zen4のサポートを計画しているようですが、なかなか更新は難しそうな状況です。
一刻も早い戦争の終結を願わずにはいられません。
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