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インドで個人が政府発行のIDカードなど560種類以上の書類のコピーをデジタル化して保存できるアプリ「DigiLocker」。同サービスを提供するDigiLockerが、ユーザー数が1億人を突破したと発表した。

インドの電子工学・通信技術省が6年以上前に考案したこのアプリは、ニューデリーがペーパーレスのガバナンスエコシステムを構築しようとする試みとなる。

現在、個人は日常生活の中で、さまざまな文書を物理的に所有したり扱ったりしなければならない。例えば、空港や駅での身分証明書、通勤時の運転免許証、就職活動時の学歴証明書、保険金請求時の契約書類などが必要となる。

DigiLockerは、これらの文書のほとんどをAPIで取得、デジタル化、保管する。データはほぼすべての政府機関、いくつかのフィンテックサービス、ほぼすべての保険会社で個人の身元認証などとして認められている。ユーザーそれぞれは1GBの保存容量を得る。

2020年に3800万人のユーザーがいたこのアプリは、公式の統計によると、現在では約50億の文書を保存している。これは、このユニークなプラットフォームにとって実に驚くべき数字だ。

画像クレジット:Getty Images

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(文:Manish Singh、翻訳:Hiroshi Iwatani)