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「日常」の脆(もろ)さを痛感したのは、2018年9月、北海道胆振東部地震に遭遇したときである。あの未明、出張先の函館市のホテルは停電で闇に包まれた。エレベーターが止まり、断水でトイレも流せず、コンビニからは食料や乾電池が消えた。電子マネーも使えない。▼それが身に染みて、3日間はサバイバ…