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 王子ホールディングス(HD)は、木質原料に由来する糖液を起点にバイオ化学品の事業化を図る。パルプを効率的にグルコースへ変換できる糖化技術を早期に商業化し、外販を本格化させたい考え。バイオプラ原料となるイソソルバイドやブタンジオール類などの粗原料として用途展開を図り、化学メーカーとの協業を検討する。川下領域での事業立ち上げを図る木質由来ポリ乳酸(PLA)の原料として内製利用も行い、王子製紙の米子工場(鳥取県米子市)を候補に2020年代後半の量産化を目指す。

子会社に設置した糖化・発酵のベンチプラント

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