販売中のマガジンX4月号に記事掲載している岐阜トヨタによる「整備料金の過剰請求」問題。1年前、岐阜トヨタは国交省中部運輸局から消耗部品代金の顧客への過剰請求を指摘され是正を求められていた。
これに対して部品代金の請求方法を実際の使用量に変更したまでは良かったが、過去の過剰請求分について岐阜トヨタは「返金対応しない」としていたことをスクープした。
その後、本誌は岐阜トヨタに取材を続けてきたが、先頃、「返金対応する」(同社総務部)することを本誌記者に約束していた。
そして本日、岐阜トヨタは同社公式WEBサイトで「返金対応する」ことを正式に表明した。この間の詳細については来週土曜日、26日に発売するマガジンX5月号に詳報した。詳細は下記の通り。入庫データの残っている2012年以降のクルマ6万台全車について、一律2000円のQUOカードを進呈する。
1)整備をしたと思われるお客様への返金
・お客様全数 データの残っている2012年以降の約6万台を対象に、入庫2回分相当として2,000円分の
クオカード等をお届け。
2)上記に加え、返金できていない過去入庫のお客様への対応。ならびに世間をお騒がせしたお詫びとして2022年4月以降の2年間、車検整備について、ブレーキフルード等の消耗部品を無料で実施するキャンペーンを実施。
本誌の指摘で返金方針を打ち出した岐阜トヨタの決断を評価したい。
https://www.gifutoyota.co.jp/magx
リンクにmagxと入っているのはありがたいやら恥ずかしいやら。
取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長)