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 WEC世界耐久選手権に参戦しているインターユーロポル・コンペティションは、今季のオープニングであるセブリング1000マイルの直前に新型コロナウイルスの陽性反応が出たアレックス・ブランドルの代役にファビオ・シェラーを立て、16日(水)に開幕した耐久イベントを戦っていく。

 WECのLMP2クラスにフルシーズンエントリーしている同チームは、ブランドルがCOVID-19のテストで陽性を示したため、2022年開幕戦に向けたドライバーラインアップを調整。そこで白羽の矢が立ったのが元ユナイテッド・オートスポーツのシェラーだった。

 ブランドルの代役に指名されたシェラーは、エステバン・グティエレスとヤクブ・スミエコウスキーとチームを組み、インターユーロポルの34号車オレカ07・ギブソンをドライブする。

 これはスイス人ドライバーがこの週末にセブリングで行われるふたつのレースに出場することをを意味する。シェラーは元々IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間に、ハイクラス・レーシングのメンバーとして参戦する予定だった。

「アレックス(・ブランドル)のことは本当に残念に思っている」と語るのは、インターユーロポル・コンペティションのチーム代表であるサッシャ・ファスベンダー。

「彼は14日に体調不良を感じており、念のために検査を受けた。その結果が陽性だった。アレックスのインプットとスピードを失うのは痛いが、我々が彼が早くよくなることを願っている」

「しかし幸運なことにELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズでLMP2に参戦するファビオ・シェラーが、今週末のセブリングでふた役をこなしてくれることになった」

ファビオ・シェラーがIMSA第2戦セブリング12時間でドライブする、ハイクラス・レーシングの20号車オレカ07・ギブソン
ファビオ・シェラーがIMSA第2戦セブリング12時間でドライブする、ハイクラス・レーシングの20号車オレカ07・ギブソン