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我々はロータス エミーラとそのファーストエディションの価格と仕様の詳細を確認した。ファーストエディションはメルセデスAMG 4気筒を搭載する。エミーラはエリーゼ、エキシジ時代のロータスとは全く違う新世代のロータスを象徴するクルマである。そしてエミーラが内燃機を搭載する最後のロータスだ!

昨年エミーラの情報が発信された後、世界的に注目度は急上昇、ロータスのWebサイトにはアクセスが殺到、問い合わせも日に日に増えている。昨年発表の内容の通り、ファーストエディションは、AMGのM139直噴エンジン、トランスミッションを搭載。メルセデスAMG Aクラスなどに搭載されているM139は、世界で最も強力な2.0リッター4気筒エンジンと称されている。
そこにロータスが開発するエキゾーストシステムが加われば、否が応でも期待は高まるというもの。共同開発となるパドルシフトを備えた標準装備の8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)について、LotusのVehicleAttributesのディレクターであるGavanKershawは、次のように述べている。

「LotusがAMGと共同で開発したトランスミッションは、ヘテルにあるロータス開発チームによって研究されました。ファーストエディションについては、世界最強の2.0リッター4気筒エンジンと、このトランスミッションを使って、卓越したドライビングエンゲージメントとパフォーマンス、経済性すべてを最高のレベルで実現すべく最適化されているのです。」

ファーストエディションは360bhpのエンジンを、独自のエンジンベイカバーが覆い、Cピラーにバッジを備える。 20インチの超軽量Vスポーク鍛造アロイホイールはダイヤモンドカットされたプレミアムツートーン仕上げ。赤、黒、黄色、または銀から選択できるロータスロゴ入りキャリパーを備える。ボディカラーは、セネカブルー、マグマレッド、ヘテルイエロー、ダークバーダント、シャドウグレー、ニンバスグレーの6色だ。

シート、トリムカラーなどインテリアには7つの選択肢があり、ヒーター付きシートは、12方向に調整可能(ドアミラーにリンクされた2つのメモリプリセットを備えてる)。クルーズコントロール、キーレススタート、音声制御、選択可能なドライブモード、BluetoothとUSB/12vソケットといった快適装備が満載され、パッケージオプションまで用意されたりと、従来のロータスのイメージを覆す内容となっている。

AppleCarPlayとAndroidAutoが利用可能、統合衛星ナビゲーションは、一部の市場で利用できる。英国のブランドKEFと提携して開発された10チャンネル/340Wプレミアムオーディオ
システムまで搭載されるという豪華な仕様だ。これらすべての機能は、ダッシュボードの10.25インチのタッチスクリーンを介してアクセスする。多機能ステアリングホイールの前には12.3インチTFTインストルメントクラスターがある。そして、以下の3つオプションパックが標準装備される。
Lotus Drivers Packは、ツアーまたはスポーツサスペンションの選択、グッドイヤーイーグルF1スーパースポーツ、またはミシュランパイロットスポーツカップ2タイヤ。また、新しいトラックモードとなる、高性能走行に必要な情報を優先表示する「トラックモードESP」も含まれる。
デザインパックでは、プライバシーガラス、スポーツペダル、エミーラロゴが付いた黒のアルカンターラヘッドライナー、フットウェルマットが追加される。
コンビニエンスパックでは、フロントパーキングセンサー、リアリバースカメラ、レインセンシングワイパー、エアロブレード、自動調光ミラー、リアラゲッジストレージネットを追加される。

エミーラ ファーストエディションの価格は71,995ポンド(ドイツでは87,995ユーロ、米国では85,900ドル)で、現在はwww.lotuscars.comのconfiguratorにて英国ではウェブサイトから選択した車を予約でき、4月8日から年末に向けてデリバリーを開始。エントリーレベルの4気筒エミーラは、以前に明らかにされたように、59,995ポンドで、フルスペックは今年後半に発表され、来年の春に車がデリバリー可能になる。 エントリーレベルのエミーラV6は2023年1月、64,995ポンド(ドイツでは81,995ユーロ、米国では82,900ドル)で発売される。両方のモデルの詳細、フルスペックとオプションの価格設定を含め、今後の発表となる。

LOTUS EMIRA公式サイト:https://www.lotuscars.com/ja-JP/model/emira

Text:アウトビルトジャパン
Photo:エルシーアイ株式会社