富士紡ホールディングス(HD)は非繊維事業の拡大戦略をさらに推し進める。研磨材と化学工業品の2事業を強化し、5カ年中期経営計画(2025年度最終)で設けた設備投資額150億円を2事業に集中させる。なかでも成長ドライバーに位置づけるのが研磨材事業。ユーザーであるファウンドリーや半導体メーカーの投資計画に合わせ、中計後半にも大規模な投資判断を下すとみられる。今月で国内の紡績生産から撤退するなど非繊維シフトを加速し、25年度の営業利益目標100億円のうち、7割を研磨材事業で稼ぐ計画だ。
The post 富士紡HD、研磨材の世界トップ追う 半導体向けに成長投資 first appeared on 化学工業日報.