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<p>「ソ連時代にもない孤立」 元露次官の発言詳報</p><p>「ソ連時代にもない孤立」 元ロシア次官の発言詳報 --現状をどうみているか 国連総会の緊急特別会合(3月2日)ではロシア非難決議が141カ国の賛成で可決された。反対したのは、ロシアとベラルーシ、北朝鮮、シリア、エリトリアの5カ国のみだ。主要な国際機関が圧倒的多…</p><p>ロシアのゲオルギー・クナーゼ元外務次官が産経新聞の電話インタビューでウクライナ侵攻を非難した。主なやりとりは次の通り。</p><p>国連総会の緊急特別会合(3月2日)ではロシア非難決議が141カ国の賛成で可決された。反対したのは、ロシアとベラルーシ、北朝鮮、シリア、エリトリアの5カ国のみだ。主要な国際機関が圧倒的多数でロシアの行動を非難した。ロシアが完全な孤立にあることを示している。このような孤立はソ連時代にもなかった。たいへん深刻な事態であり、今後のロシアの発展に大いに影響する。 ロシアはウクライナでの行動の罰として最大級の国際的制裁も受けた。これはソ連に対する制裁よりも重い。ソ連時代には社会主義圏があり、生産能力や必要な技術、知識を圏内諸国から得ることができたが、今では旧社会主義諸国がロシア非難の先頭に立っている。 ロシアを支持するベラルーシ、北朝鮮、シリア、エリトリアはいずれも国際社会の「外れ者」であり、何もロシアに与えることはできない。ロシアの「信頼するパートナー」であり、事実上の同盟国である中国がロシアを支持しなかったことにも注意してほしい。 特集・連載:</p>