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本当か? 本当に出るのか?? トヨタLFA IIの正体はあの東京オートサロンの目玉車種!??

 スクープでお伝えしてきたレクサスLFAIIの正体がついに判明した!

 先の東京オートサロンで公開された「GT3コンセプト」、その市販モデルがLFAIIの正体! BEVとして発表された「レクサスエレクトリファイド」とは「別物」になる!

 その真相を徹底的に掘り下げる!

※本稿は2022年1月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、LEXUS、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年2月26日号

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■GR GT3コンセプトからLFAIIの市販車が生まれる!

 昨年末、12月14日のトヨタ電動化戦略発表会を見てハッとした。「レクサス エレクトリファイドスポーツ」の存在だ。

 すでに本誌12月10日号、および12月1日のベストカーWebスクープで「2025年LFAII復活」をお伝えしているが、これに関連してGRに近い関係者から以前より得ていたLFAIIとされる、開発が再開されたスーパースポーツモデルのデザイン情報の姿と酷似していたからである。

昨年末、本誌12月10日号ではいち早く「LFAII開発計画再開」をお伝えした。今回、この際に得た情報の確度が確認されるかたちとなった。LFAII開発は進行している!(画像はベストカー編集部による予想CG)

 これまで「LFAII」とされてきたモデルは実はBEVで、まさに「レクサスエレクトリファイドスポーツ」のことだったのでは? と色めき立った。

 このあたりを確認するため取材を進めると、先のGRに近い関係者は、

「エレクトリファイドは早くとも2030年前後のデビューです。ロングノーズのいかにもフロントエンジンを採用しているプロポーションは、ちょっとBEV的ではないことがわかりますよね?」

という。

 話を総合すると、以下のことがわかってきた。

●LFAIIは既報のとおり2025年デビューを目標に開発進行中。
●パワートレーンはBEVではなく、内燃機関を組み合わせた、スポーツPHEV。
●エンジンは一時期開発が凍結されたとも言われたV8、4Lツインターボで、エンジン出力は720ps、最大トルクは70.0kgm程度、システム出力は950ps程度となる。
●基本プラットフォームはレクサスLCなどに採用されるGA-Lプラットフォーム。トランスアクスル方式のFRレイアウトとなる。
●公開されたエレクトリファイドは、開発中のLFAIIのデザインテイストを先取りしたデザインスタディ的モデルである。

昨年末、12月14日にトヨタが発表した電動化戦略のなかで、2030年までに市販を計画する30のBEVとして姿を現した「レクサス エレクトリファイド」。プロポーションはLFAIIのCAD図に酷似するが、LFAIIとは別物となる

■GT3コンセプトがLFAIIの正体だ!

 さらにLFAIIの存在を確信させることとなったのが、1月14日より開催された東京オートサロンの場で、トヨタがGRから『GR GT3コンセプト』と名付けられたマシンを発表したことだ。

 ロングノーズの典型的2ドアスポーツクーペのプロポーションは、まさにスクープ班が掴んでいたデザイン情報のテイストを受け継いでいる。

1月14日、東京オートサロンプレスデーの場で発表された「GR GT3コンセプト」

 オートサロンの現場で取材をしたベストカースタッフからスクープ班に以下のレポートが寄せられた。

*   *   *

 GT3マシンということで、逆に言えば、ベースになる市販モデルが必要になる。

 このあたりを現地でGT3コンセプトの開発陣に確認すると、「市販車のことはわからない」としながらも「GT3のレギュレーションを考えれば、当然2座のスポーツクーペの市販車が必要になりますよね」とのこと。

 両サイドスカートから見えるエキゾーストパイプや給油口を備えることからも、E-GT3ではなく、内燃機関で走るGT3マシンだということがわかる仕様。

 レースで勝てるGT3マシンを先に作り、それをベースに同時並行的に市販モデル=LFAIIを開発している、ということだろう。

 それ以上のことはわからないが、取材をした開発者の発言からは、市販モデルの開発が進んでいることを窺い知ることができた。

 とのこと。

「GR GT3コンセプト」の「市販ロードゴーイング」こそがLFAIIなのだ!(画像はベストカー編集部による予想CG)ギャラリーではさらなる予想CGを公開中!

*   *   *

 GT3マシンは直4ターボを搭載することになろうが、市販車として開発が進むLFAIIは先にお伝えしたように、新開発されるV8、4Lツインターボ+マルチステージハイブリッドによりシステム出力950psを発揮しながら内燃機関の走りを活かしたスーパースポーツになる。

 初代LFAは500台の限定生産で価格は3750万円と高価だった。これに対し、LFAIIは既存のプラットフォームを活用するなどにより開発コストを圧縮。2500万~3000万円程度の価格設定で、限定生産ではなくカタログモデルとして販売が計画されているというから楽しみだ。

 2030年に向けて、BEVの販売比率を高めていくトヨタにあって、2025年に投入するLFAIIは最後にして最強の内燃機関搭載スポーツカーになる可能性が高い。大いに期待しながら、その開発動向を追い続けたい!

■レクサスLFAII 予想スペック
・全長×全幅×全高:4600×1950×1200mm
・ホイールベース:2725mm
・パワーユニット:V8、4Lツインターボ+マルチステージハイブリッド
・エンジン最高出力/トルク:720ps/70.0kgm
・システム出力:950ps
・サスペンション:F ダブルウイッシュボーン/R マルチリンク
・予想価格:2500万~3000万円

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