命むしばまれる仮放免者たち。年収ゼロは7割、見返りに性的関係の要求も
「死ぬしかない、自分の国にも帰れないから」「失明するのではないかと非常に心配」ーー。
病気などの事情で、入管施設での収容を一時的に解かれた「仮放免者」たちの生活困窮の実態が、民間支援団体「北関東医療相談会」の調査で明らかになった。
仮放免者は日本政府から帰国するべきとされているが、迫害を受けるなどの事情で帰国できない人たちも多い。
仮放免者は就労を認められないため、多くは身内や知人などの援助に頼っての生活を余儀なくされている。健康保険に加入できず、生活保護法も適用対象外で、セーフティネットも用意されていない。
調査結果からは、十分な食事もままならない上、病院にかかることもできずに健康を損なう仮放免者たちの苦境が浮かび上がる。【國崎万智・ハフポスト日本版】
病気などの事情で、入管施設での収容を一時的に解かれた「仮放免者」たちの生活困窮の実態が、民間支援団体「北関東医
「私も人間。自由がほしい」
仮放免中のRさん。「入管の中でも外でも同じ。自由がほしい」と訴える
「一日食べるか寝るか、それだけ。時間だけが過ぎていく。生活のために仕事をしたい」
南アジア出身のRさんは、母国で与党の対立政党を支援する活動をしていたことから弾圧を受けた。暴力や脅迫を繰り返され身の危険を感じ、6年前に来日した。
観光ビザで入国した後、パチンコ店の運営会社で働いていたところを入管職員に見つかり、入管施設に収容された。
仮放免者は、入管の許可なく居住する都道府県を越えて移動することを禁止されている。2017年に仮放免許可が出たが、その後県外に出たため再収容された。2021年6月、2度目の仮放免となった。
Rさんは難民申請したが、政治的な迫害を受けたとする「証拠がない」として却下され、現在2回目の申請中だ。
「私も人間。好きなところに行く、好きなものを食べる。そういう自由がほしい」
来日前は14年間、パソコン関係の仕事をしていたRさん。
仮放免後は、母国の実家や友人から生活費を工面してもらっている。
だが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、周囲の援助に頼ることが難しくなった。
在留資格のない仮放免者は、国民健康保険に加入できない。無保険のRさんは、腹痛で受診した際に全額負担で3万円を支払った。それ以来、病院には行かなくなった。足や腰に慢性的な痛みを抱えるが、市販の痛み止め薬で耐えてきた。
毎日の食事は、外国人や生活困窮者をサポートするNPO法人「北関東医療相談会(AMIGOS、アミーゴス)」などからの支援物資が頼みの綱だ。
Rさんは支援を「本当にありがたい」と話すが、経済的な自立を望めない日々に不安を募らせる。
「帰ることができるなら自分の国にすぐにでも帰る。それができないことを分かってほしい」
引用元: ・日本人に殴られ犯され仕事も健康も全てを奪われ反日化していくアジア人たち [828293379]
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