<p>空自初のRQ-4Bグローバルホーク、三沢基地に到着 | FlyTeam ニュース</p><p>空自初のRQ-4Bグローバルホーク、三沢基地に到着</p><p>航空自衛隊に2022年3月12日(土)、RQ-4Bグローバルホークの1機目が納入されました。到着に合わせ、岩本防衛大臣政務官が三沢基地を視察しています。三沢基地には、グローバルホークの受け入れを前に「…</p><p>航空自衛隊に2022年3月12日(土)、RQ-4Bグローバルホークの1機目が納入されました。到着に合わせ、岩本防衛大臣政務官が三沢基地を視察しています。三沢基地には、グローバルホークの受け入れを前に「臨時滞空型無人機航空隊」が2021年3月に新編されています。 空自は、2017年から2019年にRQ-4Bグローバルホークの導入に向けた予算を配分済みで、計3機を導入する予定です。三沢に飛来したグローバルホークは「23-6003」と記されています。3月末までに3機が全て導入される場合、「23-6001」「23-6002」の機番で揃うと想定されます。 三沢到着時には、視認性を低減するロービジの日の丸は見ることができなかったようです。機体を製造するノースロップ・グラマンは、日本向け初号機、2号機の初飛行で機体のデザインを公開していました。今回の輸送時、日の丸の上にアメリカ空軍マークが施されていました。 日の丸が見えない空自向けRQ-4Bグローバルホーク「23-6003」 空自向けRQ-4グローバルホークは、画像偵察/信号情報収集(SIGINT)兼用のブロック30(I)仕様です。機体の全幅39.9メートル(m)で、国内で多く見ることができる民間機のボーイング737-800型やエアバスA320型の34〜35mより主翼が長い機体です。全長は14.5mで、航空局が検査機として使用するセスナ・サイテーション(525C)の16mより短く、主翼の長さが印象的な機体です。 この機体の主な役割は、運用高度19,812メートルという高高度から、搭載されているレイセオン製の強化統合センサー一式(EISS)から、画像などからリアルタイムのオンデマンド・データを配信し続けます。アメリカ空軍は、ブロック30を2011年から運用しており、計18機が配備されています。ブロック30は、高高度から24時間超の情報配信を続けることができ、さらに発展したブロック40は、34時間超の任務に対応できます。 長い主翼が特徴のグローバル・ホーク 空自では、配備後に地上の指揮統制部隊を含め各種情報収集部門と連携・統合された運用が行われます。防衛目的での情報収集だけでなく、アメリカ空軍がかつて東日本大震災時に災害救援活動で使用した様に、幅広い目的で情報収集・警戒監視・偵察の能力向上に役立つと期待されています。 三沢基地では、2014年からアメリカ空軍がグローバルホークの拠点を一時的に日本へ移転し、運用されています。無人機が配備されているグアムの夏季に悪天候の影響を回避し、安定的な運用を確保することが目的に展開されています。2021年には、RQ-4グローバルホークのアメリカ海軍仕様、MQ-4Cトライトンも展開しています。 この記事に関連するニュース</p>