もっと詳しく

前回までのあらすじ デビュー作がベストセラーになり、経済的な余裕が出来た山田詠美さんは旅行に出掛けるようになった。中でもバリ島に夢中になり、南の島の恋を描いた作品も発表した。一方で、そうした作品を「モラル」の観点から非難する評論家もいた。文学の世界にも、男性中心の価値観は根深く残…