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<p>『ARIA The AVVENIRE』初日舞台挨拶をレポート | アニメイトタイムズ</p><p>【㊗ #斎藤千和 さんお誕生日記念🎉】佐藤順一監督が語る“奇跡の劇中歌”とは――。劇場に足を運ぶ前、そして後にも読んで欲しい『ARIA The AVVENIRE』初日舞台挨拶レポート #ARIAカンパニー #葉月絵理乃 #広橋涼 #大原さやか #西村ちなみ #皆川純子【再掲載📕】</p><p>【アニメイトタイムズ】 漫画家・天野こずえ先生の代表作である未来形ヒーリングコミック『ARIA』。その完全新作アニメーション『ARIA The AVVENIRE』が9月26日(土)に全国の劇場でロードショーとなり、MOVIX亀有、新宿ピカデリー、横浜ブルク13ではキャスト及び監督による初日舞台挨拶が…</p><p>本編の上映後に姿を現した登壇者のみなさん。葉月さんの「はひっ! みなさんすてっきんぐ~!」、斎藤さんの「ゆるっとした入り禁止!」、広橋さんの「ゴンドラ通りまーす!」といったそれぞれのキャラクターをイメージさせる台詞で挨拶し、観客たちの雰囲気を盛り上げていきます。 ▲なお、声優陣からジッと注目された監督は“グランドマザー”の台詞を披露。まさかのアドリブに、みなさんも爆笑でした。 トークはMCからの質問にひとりずつ答えて行く形式で行われ、そのトップバッターに選ばれたのは大原さん。まずは7年ぶりにキャラクターを演じた感想を聞かれると、「いろいろありますが、ひとつ言いたいのは、監督に“いけず”をされたことです!」とさっそく気になる話題を切り出します。 それというのも、テレビシリーズ時代にはアニメの音源がいつも収録現場のBGMとして使用されていたらしく、大原さんいわく「作品の雰囲気に浸りながら、収録ができたんです!」とのこと。その流れで、今回も同じ事を期待していた……が、実際の収録現場ではBGMが無かったため、みんなが非常に残念がったそうなのだ。 ただ、理由を聞いた監督は「あれは、曲を聞いたらみんなが泣いちゃうと思ったから、あえてですよ(笑)」と反論! 現場でも要望に答えてChapter3のテスト収録からはBGMを復活させたと補足もしていきます。 さらに、その結果、監督の予想通りキャスト陣が現場でボロ泣きだったそうで、それについては「でも、後悔はしてないです!」と大原さんが悪びれなくコメント。一方の監督は「みんなはいいけど、音響チームはテストにならないって嘆いてたんだから(笑)」と当時を振り返り、観客たちも爆笑でした。 その後には、皆川さんが涙を堪えきれずに家やスタジオで泣いてしまったり、葉月さんはプリマとなった灯里の演技で悩んだといったエピソードも展開。 なお、本作で初登場となった後輩キャラクターである、あずさ・B・マクラーレン役の中原麻衣さんについては斎藤さんが。アーニャ・ドストエフスカヤ役を担当した茅野愛衣さんについては広橋さんが、当日には登壇できなかったおふたりについてそれぞれコメント。 中原さんについては「テレビシリーズの頃から現場に居たんじゃないかと思うくらい全く違和感がなくて、彼女が居てくれてよかったです!」と話し、皆川さんも同感といった様子。茅野さんについては「愛衣ちゃんは『ARIA』が声優を目指したキッカケの作品だったので思い入れも強く、現場で真っ先に泣いてしまったのも彼女なんです」という心温まる出来事も明かされました。 ▲ちなみに、本作で先輩と後輩との中間世代になってしまった灯里・藍華・アリスの3人。この中間世代を一言で言うとなんだろうね……と担当声優陣で話し合った結果「中輩(ちゅーはい)」で落ち着いたとのこと。 ■監督の語る注目ポイントは5.1chサウンドのサウンド。そして“歌” ここからは【ネタバレ】になってしまうため詳しくは書きませんが、本作では劇中歌としてカンツォーネ(船歌)である“バルカローレ”と“ルーミス エテルネ”が使われています。 その“ルーミス エテルネ”に関して、劇中で流れるのは現存するCDの音源ではなく、テレビシリーズで使うサンプル音源として収録された、本来は世に出まわらない物だった……というのが、監督の話した内容でした。 「これをみなさんに聞いてもらえることが、まさに奇跡だと思う」と監督が話すこの歌は、作品としても、劇中の物語としても非常に重要な歌。これからご覧になる方はぜひその歌声を、しっかりと聞いて、監督の言葉の意味を知って頂きたいです。 なお、“新作”となる物語については「天野先生の何かが無ければ無理」という前提があり、もともとは過去のエピソードからまだ描けていない部分をやる予定だったとのこと。そこに、ご本人は忘れていたらしいのだが、天野先生がたまたま描いていた続きの話が7年ぶりで発掘。「それならやるしかないなとエンジンがかかった感じです」と佐藤監督は笑顔で語っていた。 そんな収録エピソードや裏話も盛りだくさんで、約30分のイベントはあっという間にエンディングに。最後はそれぞれが観客へ向け、涙ながらに感謝の言葉とメッセージを贈り、感動のカーテンコールとなった。記事の最後は、おのおの気持ちがこもったメッセージで締めたいと思います。 皆川さん: みなさん、今日は本当にありがとうございます。そして、『ARIA』に出会ってくれて、『ARIA』を愛してくれて……本当に、ありがとうございます! ……な、泣かないから! 泣きませんからね! 我慢! また、素敵な奇跡が起きたら、みんなに会えるんじゃないかと思っています。その時まで、また、しばらくお元気で! そして、いつかまた会えますように! 西村さん: 本編中にグランマ(グランドマザー)が「願いの種」と言っていましたよね。7年前、本当に素敵なエンディングに着地をしたこの作品を、もう一度出来るとは思っていなかったし、それは『ARIA』を愛してくださっている、ひとりひとりの“思いの種“が、7年という時間で、たっぷりの愛情をかけて、花が咲いたからこそ実現したのだと思います。数々の作品が生まれて来る中で、『ARIA』をずーっと愛してくださって、ずーっとこの日を待ってくださったみなさんのことが、本当に愛おしくてたまりません。監督は作る側、私たちは演じる側で参加させてもらっていますが、『ARIA』を愛する気持ちは本当にみなさんと変わらないので、一緒にこの日を迎えられたことが幸せです。これからも、みなさんの心の中に『ARIA』がいつまでも居てくれたらすごく嬉しいです! 大原さん: 今、ちなちな(西村さん)が言いたいことを全部言ってくれましたが、私もグランマの言う「願いの種」は、私たちキャストや作り手、待ってくださっていたみなさんとすごくシンクロしていて、すごく好きな台詞です。そして、それに続く「叶わないと思っていた願いは、姿かたちを変えてひょっこり顔をだすこともある」というのも、すごくこの作品に繋がっている一言で大好きです。今日という日は本当に奇跡な1日だと思うので、私たちにとって今日は、みらくる記念日です! 広橋さん: 『ARIA』の仲間は、私も含めてよく泣きます。それはきっとお客さんも一緒なんだろうと考えると、こんなにもたくさんの人が、同じ場所で、同じ感覚を共有していることがすごく「奇跡!」なことで、なんて幸せなことだろうと思います。私は、この作品に関われて、素晴しい先輩や、今回は素晴しい後輩まで得ることもできました。作品といういのは、どんなに居なくなったように感じても、見てくださる方がいる限りは残っていくものなので、劇場版はもちろん、これからも『ARIA』を味わって、楽しんで頂けたら嬉しいです! 斎藤さん: きっと、ここに居るみなさんは、今日という日をすっごく楽しみにしてくれていたと思います。その思いは、会場に入ってきた瞬間に「ふわっ!」っと空気で伝わってきました! 先程もアフレコ現場の話をみんなしていましたが、ここにもそれと同じような『ARIA』な空気で、「ここにも『ARIA』があるんだ!」なんて、すごく居心地がよかったです! 私の大好きなものがいっぱい詰まった作品で、ここにいる全員がその想いをいっぱい込めたので、ぜひ、また会いに来てください! 私たちは、いつでも待っています! また、『ARIA』の世界で会いましょう! 葉月さん: 10年前に『ARIA』のアニメがスタートして、当時はこんなにも長く続くものだと想像もしていませんでした。『The ORIGINATION』で終わった物語とこうして再会出来たことは、本当に『ARIA』の奇跡だと思います。それは、みなさんがずっとずーと『ARIA』のことを大好きでいて、繋げてくれたからこそで、是非この先も……もしかしたら、今回が本当に最後かもしれませんが、ずっとずっと思い続けてくれたら、また奇跡が起こるかもしれません! この先もずーっと『ARIA』を大事にして行ってください! 佐藤監督: 先ほど出た「願いの種」という言葉も、作っていたら自然とグランマが喋り出した台詞だったんですよね。思い返せば10年前、当時もクオリティの高いアニメを作る監督さんがたくさんいる中で、「佐藤にお願いしたい」と天野さんとマッグガーデンの方に言って頂いたから、こうした今がありるので、本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。そして、ここまで大事にしてくれたファンのみなさんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。せっかくおこった、この奇跡のような機会。今しばらく、ネオ・ヴェネツィアの世界を楽しみましょう! >></p>