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<p>藤川球児氏、巨人・菅野智之は「開幕へ今こそ基礎が大事」試行錯誤の4回6失点に</p><p>藤川球児氏、巨人・ #菅野智之 は「等身大の自分と向き合うことも大切」開幕へ今こそ基礎を大事に #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>巨人の開幕投手に指名されている菅野智之投手が先発し、4回74球を投げ、7安打6失点だった。スポーツ報知評論家の藤川球児氏が、菅野の仕上がりを解説する。</p><p>* * * 菅野は右打者にフロントドア(内角スライダー)を試すなど、捕手と話し合いながら配球していた。3回2死一塁で太田に投じた初球、最速152キロの速球はいい軌道だった。ただトータルで見れば、逆球が多く、キレを上げるのもこれから。本人が一番、納得できていないと思うが、不思議な6失点ではなかった。 投手なら誰しもが年齢の壁にぶつかる。今年33歳シーズンで、ベテランの域にさしかかる。私もそうだったが、最初は「うまく打たれている」と相手に原因を探っても、知らず知らずのうちに「頭」と「体」のイメージが一致しなくなってくるものだ。一つの考え方として、肉体の変化に「どう抗(あらが)うか」が重要であると同時に、等身大の自分と向き合うことも大切。そうすれば、今後、何が必要かが見えてくる。 2週間後に開幕投手を任される立場。シンプルなことだが、今一度、投球の基礎を大事にするべきではないか。菅野の場合、軸であるスライダー、直球といった一つ一つの球種の精度を高め、コースに投げ分けられるか。昨季は故障で苦しんだが、コンディション面に不安はなさそう。シーズンは長い。1年間戦い抜くためにも、開幕から数試合、シーズンの流れをつかむまでは培ってきた投球術、経験がものをいうだろう。(藤川球児=スポーツ報知評論家)</p>