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<p>ロシア兵からの「性的暴行」証言も ウクライナで何が 人権団体「武器の一種」</p><p>ロシア兵からの「性的暴行」証言も ウクライナで何が 人権団体「武器の一種」 #日テレNEWS</p><p>ロシアによるウクライナ侵攻で、ロシア兵による性暴力などの「戦争犯罪」が今、次々と明らかになっています。戦争犯罪の証拠や証言を集めている人権団体が、ある女性の被害と「性的暴行が“武器の一種”として用いられている」状況について語りました。</p><p>「侵略者(ロシア側)のひとりが彼女を隣の家に連れ出して、レイプしたあと、残酷に切りつけて殺した」 ◇ こうした性暴力などの「戦争犯罪」が今、次々と明らかになっています。戦争犯罪の証拠や証言を集めている国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の笠井哲平さんは、ハルキウ(ハリコフ)から逃れたオルハさん(仮名)という女性の被害について語りました。 ヒューマン・ライツ・ウォッチ 笠井哲平さん 「オルハさん(仮名)という女性が、ロシア兵に何度も性的暴行を受けたと(証言している)」 笠井さんによると、「オルハさんは5歳の娘らと、小学校の地下室に避難しているところを襲われた」ということです。 「周りが寝静まった時に(ロシア兵が)『一緒についてこい』と指示をして、銃口を彼女に向けたまま『服を脱げ』といって性的暴行をしました。ナイフを首元にあてたり、首の皮膚を切ったりしました。『ほおや髪の毛も切り刻んだ』という証言をオルハさんはしています」 性的暴行は“武器の一種”として用いられているということです。 「精神的に深く傷つけ、反抗できないようにする狙い。女性に限らず、男性や子どもに対する性暴力も報告されているので、本当にこれは氷山の一角」 ◇ さらに、ロシア軍による“略奪”疑惑もあります。ウクライナの隣国・ベラルーシの団体「ベラルーシ ガユン・プロジェクト」が公開したのは、“略奪の証拠”とされる映像です。 ベラルーシ・マズィルにある宅配サービス会社の防犯カメラには、部屋を埋め尽くすほどの物資を絶え間なく運び入れるロシア兵の姿が捉えられていました。 これらの多くはウクライナでの略奪品とみられていて、机の上にはアルコールの瓶が置かれ、エアコンが入っているといういくつものダンボールの中に、運んできた電動キックスケーターをその場で梱包する様子も撮影されていました。この日、ロシアへ発送されたという荷物は、2トン以上にのぼるということです。 ◇</p>