2022年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはダニエル・リカルド(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だ。
■ウイリアムズ・レーシング
アレクサンダー・アルボン 決勝=10位
今日のレースの展開に大いに満足している。今朝は最後尾からスタートした場合のレースの予想を見て、ちょっと悲しい気分になっていた。それなのに、こうしてポイントを獲って日曜を終えることができたのだから、努力が最高の形で報われたと思う。
レースでは戦略面でリスクを取り、結果としてタイヤをずっとウインドウ内に保つことができた。タイヤが機能し始めてからは、フィーリングは良くなる一方だった。レース後半の25周は、連続して予選ラップを走っているような感じだったよ!
ファクトリーとサーキットの両方で積み重ねてきた仕事が、まさにここで効果を発揮したのだと思う。これはチームの意志とモチベーションがもたらした結果だ。素晴らしい一日だったし、チームにこの成績をもたらすために、自分の役割をしっかりと果たせて本当にうれしい。
(自身のTwitterを通してコメントし)20番グリッドからポイント獲得! 優勝したみたいな気分だよ。ハードワークに取り組んでくれたチームに心から感謝する。今日のマシンの感触は素晴らしかった。
■スクーデリア・アルファタウリ
ピエール・ガスリー 決勝=9位
2ポイント獲得という結果は悪くないよね! ものすごくついてないレースだった。スタートで2台抜いたのに、ピットインした直後にセーフティカーが出て、14番手に落ちてしまったんだ。すごく腹が立ったけれど、ちゃんと集中し続けて、なんとか9位まで上がって来ることができた。
ランス(・ストロール)とのバトルは楽しかった。サーキットのタイプを考えるとかなり激しいバトルだったが、最終的に勝つことができてよかったよ。
客観的に見て、とても厳しいレースウイークエンドだった。だから2ポイント獲得という結果に満足していいと思う。
改善できる点がいくつかあると感じている。今後数戦でニューパーツが導入される予定だ。ライバルたちと戦うためには、しっかり彼らについていく必要がある。もう少しポジションを上げたいと思っているし、これからも努力し続けるよ。
■アルファロメオ・F1チーム・オーレン
バルテリ・ボッタス 決勝=8位
今日は思う存分レースを楽しめた。接近した争いとバトルの中で、最初から最後までいいパフォーマンスを示すことができた。もちろん、一番重要なのはポイントを持ち帰れたことで、それはチームのみんながいい仕事をしてくれたおかげだ。戦略的な判断とレース運びにも満足している。そして、ダウンフォースの軽いウイングが、予選では裏目に出たものの、レースでは正しい選択だったことが証明され、順位を上げるのに役立ったことは間違いない。
コース上では全力での戦いを強いられ、ずっとプッシュし続けていたけど、楽しい一日を過ごせた。この好調さを維持しつつ、進歩して行ければいいと思っている。まもなくアップデートも投入される予定だから、今後も毎戦ポイントを争えるはずだ。
■BWTアルピーヌF1チーム
エステバン・オコン 決勝=7位
ちょっと複雑な気分で週末を終えることになった。もちろん、7位でレースをフィニッシュできたのは、悪くない成績だ。特に僕にとっては厳しい週末だったことを考えるとね。予選では本来の力を発揮できず、それが今日のレース展開に大きく響いたのは間違いない。
この2日間の状況から、チームと共に学ぶべきことがたくさんある。もっと引き出せるポテンシャルがあるのは分かっているからだ。それでも、ここまでの3戦ではすべてポイントを獲得できたし、シーズンの滑り出しに関しては十分に満足してオーストラリアを離れようとしている。さらにいい成績を求めてハングリーな気分だ。次のレースが楽しみで仕方がないよ。
■マクラーレンF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=6位
これまでと比べればいい週末だった。チームにとって明るい材料だ。この進歩に満足しているし、チームの成績という点で言えば、できることはすべてやり切ったと思う。レース序盤は悪くなかったものの、まだ少し課題が残っている。第2スティントでは、ハードタイヤで少しペースを失っていたようだ。その後、若干ペースは戻ったけれども、どうしてそうなったのか理解しておく必要がある。そうした部分で努力は続けるつもりだけど、週末全体として見れば概して順調だったよ。
ホームレースを今年最初のポイント獲得で終えることができてうれしい。サーキットに来てくれたファンのみんなのためにも良かった。その意味では大いに満足だ。ともあれ、気分良くメルボルンをあとにできるのはいいことだよ。ここを上機嫌で離れるのは、たぶん4年ぶりくらいだからね。