ダイセルは、海洋生分解が可能な酢酸セルロース樹脂について2022年度中にシート状製品を市場投入する。これまでもコンパウンダーなどとの協業を通じて広く成形品用途の開拓を進めてきたが、シート化することで新たにポリスチレン(PS)容器の代替へとターゲットを拡大。23年後半までに実績化し、数千トン規模の販売と2ケタ億円の売り上げを目指す。また現段階では詳細を調査中であるものの、マテリアルリサイクル(MR)の際に課題となる熱履歴への耐性を確認しつつあり、「生分解性×MR適性」が今後ブランドの柱となる可能性も出てきた。
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