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1万5900人の方が亡くなり、現在でも2523人の方が行方不明(今年3月1日時点)となっている東日本大震災から11日で11年となった。これに合わせて、数々の著名人がSNSやブログで犠牲となった方への哀悼の意を改めて表している。

岩手県陸前高田市の震災遺構「奇跡の一本松」(kazu_m49/PhotoAC)

ロシアからの武力侵攻を受けて自国が大きな被害を受けているセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使は英語と日本語で次のようにツイートした。

「Today we remember victims of the Great East Japan Earthquake. Our hearts goes to those who lost relatives and friends. Our hearts goes to you,
今日、私たちは東日本大震災の犠牲者を覚えています。私たちの心は、親戚や友人を失った人々に行きます。私たちの心はあなたに行きます」

ラーム・エマニュエル駐日米国大使は、この日までに被災地入り。震災当時、校舎4階まで津波が押し寄せた気仙沼向洋高校の旧校舎の写真を掲載したうえで、次のようにツイートした。

妻エイミーと東北を訪れています。東日本大震災の後で地域の再建がどこまで進み、復興の道を歩んできたかを視察します。最初の訪問先は、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館です。津波は気仙沼向洋高校の校舎4階まで到達しましたが、教職員と生徒の皆さん全員が奇跡的に助かりました。

被災地の一つである岩手県選出の衆議院議員、小沢一郎氏は11日午前「東日本大震災から11年を迎えて」と題する長文をツイッターに掲載した。文章の中で小沢氏は「町の再建以上に肝心なことは心の復興です」としたうえで、「今後は被災地の皆様方がますます前を向いて、日々活き活きと地域で暮らしていただくことが残された最重要課題であり、そのための国によるサポート政策にあらゆる資源が重点的に投入されるべきであるということです」と指摘した。

孤独担当相の設置を早くから主張していた国民民主党の玉木雄一郎代表は、「孤独・孤立対策の拡充が必要です」とツイートした。

東日本大震災から11年。亡くなられた方々とご遺族に対し哀悼の意を表します。また今なお避難生活を余儀なくされている方々にお見舞い申し上げます。月日が経っても心の痛みは簡単に癒えるものではありません。ハード面だけでなく心のケアが重要で、相談体制の整備など孤独・孤立対策の拡充が必要です。

宮城県石巻市。津波で街中まで流された漁船(2011年3月撮影:Fineart /PhotoAC)

最大震度7を観測し、避難者が最大20万人に上った2016年4月の熊本地震の被災地、熊本市の大西一史市長も11日午前、次のようにツイートしている。

東日本大地震から今日で11年が経ちました。震災直後に行った女川町では大きなオイルタンクが倒れたりコンクリート造のビルが津波で真横に倒れている姿を見て津波の力と被害の大きさに言葉を失いました。犠牲者の皆様に心から哀悼の意を表し、午後2時46分に黙祷を捧げます。

津波や液状化現象により県内の29市10町が被災し20人の方が亡くなった千葉県は、熊谷俊人知事が次のようにツイートし、千葉県内の津波対策が完了していることを報告した。

日本大震災から11年を迎えました。改めて犠牲となられた方々に対し謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。県では津波対策として九十九里有料道路のかさ上げを含む築堤の全て、一宮川など対象7河川全ての堤防のかさ上げが完了しています。

東北地方の防衛警備や災害支援を一手に担い、東日本大震災の際も最前線で救助や支援にあたった自衛隊東北方面隊は当時の写真や子供たちからもらったとみられる絵を掲載し、次のようにツイートした。

東日本大震災から11年が経ちました。震災の経験や教訓を活かし、いつ如何なる状況においても即応できる態勢を維持しています。東北方面隊は、いつでも地域の皆様の傍にいます。

10日、宮城県仙台市の観光アンバサダーに就任したお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお氏は11日未明、自身の公式ブログを更新した。

もう、本当にこの場所が大津波によって甚大な被害をうけた所なのかどうかも分からない程の復興を遂げ、綺麗な街並みになっております。勿論、地域によっては現在もダンプカーが行き交う沿岸もあります。特に、福島県の沿岸はまだ時間がかかりますね。原発事故による処理水の問題もあるし、今も立ち入り禁止区域があるなんて…全国の方はどれだけ知っているんだろうか。。みんな頑張っていてもまだ時間がかかるんです。それだけ大きな事故、震災だと言う事。毎年、改めて思いますが…震災後に全国の方々から支援して頂いた事に対し感謝を忘れずに、これからも東北沿岸の現在を発信して行きます。