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前回までのあらすじ 直談判し、大隈重信大蔵卿の名を借りてまで紙幣国産化のための新工場の予算計画を上申したものの、認可の下りる気配は一向にない。窮した紙幣頭の得能良介は、同郷の盟友で政府のトップ、大久保利通の力を借りるべきか、頭を悩ませていた。 (前回を読むには、こちらをクリックして…