2022年F1オーストラリアGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは5番手、ジョージ・ラッセルは6番手だった。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 8番手(1分19秒896:ソフトタイヤ/13周)
予選 5番手(Q1=8番手1分19秒401:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分19秒106:ソフトタイヤ/:Q3=5番手1分18秒825:ソフトタイヤ)
昨日や前戦と比べると、今日は僕にとっては良い日だった。ファクトリーの皆がマシンを昨日の状態から立て直してくれたことに心から感謝している。あと少しで4番手にも手が届きそうだった。4番手になれたらうれしかったけど、それは明日の目標にするよ。
新時代のF1マシンは、ポーパシングの面では僕が経験したなかで一番ひどい。車高が上下に変動する状態だと、ターンインした時に自分がどの位置に行くのか分からない。その位置によって、マシンがオーバーステアになったりアンダーステアになったりするから、運転するのが本当に大変なんだ。このマシンはガラガラヘビみたいだ。
明日はバウンシングをコントロールしつつパフォーマンスを維持するため、車高の正しいバランスを見つける必要がある。ジョージと僕は今日少し違うことを試してみた。それが有意義な学習になって、レースに役立つといいね。
(Sky Sportsに語り)もう少しマシンに力が残っていると思う。それはポジティブなことだよ。一方で、そのもう少しを引き出せなかったことにはがっかりしている。問題は、少し余計にプッシュすると、彼女がすごく意地悪になることだ。彼女は毒蛇というかガラガラヘビみたいなんだ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 11番手(1分20秒096:ソフトタイヤ/16周)
予選 6番手(Q1=9番手1分19秒405:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分19秒076:ソフトタイヤ/:Q3=6番手1分18秒933:ソフトタイヤ)
僕たちは今も学習し、マシンを理解しようとしているところだ。今日もバウンシングがひどかった。そのために高速コーナーでタイムを大幅にロスしていた。今週末はマシンのフィーリングがあまり良くないから、この予選結果には満足している。5番手と6番手なら悪くないよ。
明日マクラーレンの前でフィニッシュできない理由はない。そして(カルロス・)サインツと(フェルナンド・)アロンソを後ろに抑え続けるために頑張る必要がある。彼らは今日とても速そうだったけどね。
難しいレースになるだろう。でも僕たちは今問題を抱えている状態のなかでベストな妥協点を見つけたと思う。長いレースのなかで何ができるか見てみよう。