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短歌で結びつけられた人との出会いと別れ。その体験の中で作品がさらに深まりを見せていく。永田和宏の最新歌集『置行堀(おいてけぼり)』(現代短歌社)は、別れの悲しみを乗りこえようとする多様な表現に満ちている。 <あなたにはなくてわたしにのみ続く死後とふ時間に水仙が咲く> <二人ゐて楽し…