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神代辰巳監督は「四畳半襖の裏張り」(1973年)以来、何度も大正時代を題材にしてきた。その彼が最後に大正を描いた作品が、「もどり川」(83年)である。これは連城三紀彦の小説「戻り川心中」を原作に、萩原健一扮する歌人・苑田岳葉が5人の女性と関係を持ちながら、心中事件を起こしていく…