全時代小説ファンの感動を誘った『高瀬庄左衛門御留書』に次ぐ〈神山藩シリーズ〉の第2弾の登場である。本作では、代々筆頭家老を務める黛家の三男・新三郎を中心に3兄弟の命運が描かれていく。物語は”第1部 少年”と”第2部 十三年後”に分かれ、前半では17歳の新三郎、後半では30歳の彼が描かれ、大目付…
全時代小説ファンの感動を誘った『高瀬庄左衛門御留書』に次ぐ〈神山藩シリーズ〉の第2弾の登場である。本作では、代々筆頭家老を務める黛家の三男・新三郎を中心に3兄弟の命運が描かれていく。物語は”第1部 少年”と”第2部 十三年後”に分かれ、前半では17歳の新三郎、後半では30歳の彼が描かれ、大目付…