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一月二十七日の壬生使主宇太麻呂(みぶのおみうだまろ)らの入京につづき、二ヵ月後の三月二十八日には、入京が遅れていた大伴宿禰三中ら四十人が入京して天皇に拝謁した。この時には橘諸兄や下道真備らが距離をおいて対面されるように進言したので、天皇は御簾(みす)を下ろしたまま中庭に控えた使者…