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 2022年F1第3戦オーストラリアGPのフリー走行1回目が行われ、マクラーレンのランド・ノリスがトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

 アルバートパーク・サーキットではコースの改修が行われ、DRSゾーンは4箇所となっていたが、安全上の理由により3箇所に変更された。これによりDRS検出ポイント1はターン9の手前となり、最初のアクティベーションポイントはターン10の後となる。

 気温24度、路面温度32度というコンディションで、現地時間13時にセッションがスタート。序盤はレッドブルのマックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤで1分21秒178、僚友セルジオ・ペレスが1分21秒024で1-2に並ぶ。ソフトタイヤのシャルル・ルクレール(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)などがそれを上回り、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が1分20秒119で首位に立った。

 開始から20分、ターン10でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)のマシンのリヤがスナップしてコースオフし、ベッテルはそのままウォールにクラッシュしてしまった。自力でマシンを降りたベッテルだが、ウォールにぶつかったマシンの左側は大きなダメージを負ったようだ。マシンを撤去するためセッションは赤旗中断となり、残り時間29分のところで再開された。

 再開後は多くのマシンがソフトタイヤを履くなか、トップのアロンソはさらに1分19秒660まで自己ベストを縮めるが、それをペレスやカルロス・サインツ(フェラーリ)が上回る。フェルスタッペンはミディアムで走行を続けるが、スピンを喫した。無線ではスピンの理由がわからないと伝えており、マシンバランスに悩まされている様子だ。

 終盤にはマクラーレンのランド・ノリスが1分19秒117で首位に浮上。チームメイトのダニエル・リカルドも1分19秒693とこの時点で5番手につけた。フェルスタッペンもソフトを投入して走行を続けていたが、残り時間4分を切ったところでランス・ストロール(アストンマーティン)がターン11で止まりきれずにウォールにクラッシュ。セッションは再び赤旗中断となり、FP3は再開されずにこれで終了となった。

■2022年F1第3戦オーストラリアGPフリー走行3回目 リザルト

Pos. No. Driver Team Time Laps
1 4 L.ノリス マクラーレン 1’19.117 12
2 16 C.ルクレール フェラーリ 1’19.249 15
3 11 S.ペレス レッドブル 1’19.265 17
4 14 F.アロンソ アルピーヌ 1’19.275 15
5 55 C.サインツ フェラーリ 1’19.419 17
6 3 D.リカルド マクラーレン 1’19.693 14
7 1 M.フェルスタッペン レッドブル 1’19.809 16
8 44 L.ハミルトン メルセデス 1’19.896 13
9 77 V.ボッタス アルファロメオ 1’20.008 17
10 22 角田裕毅 アルファタウリ 1’20.071 12
11 63 G.ラッセル メルセデス 1’20.096 16
12 10 P.ガスリー アルファタウリ 1’20.133 14
13 31 E.オコン アルピーヌ 1’20.205 14
14 47 M.シューマッハー ハース 1’20.692 17
15 24 周冠宇 アルファロメオ 1’20.836 16
16 23 A.アルボン ウイリアムズ 1’20.958 16
17 20 Kマグヌッセン ハース 1’21.025 14
18 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’21.050 14
19 18 L.ストロール アストンマーティン 1’21.636 11
20 5 S.ベッテル アストンマーティン No Time 5