公開日 2022/3/9(水)
Women who self-objectify are less aware of the cold during nights out, study finds
https://www.psypost.org/2022/03/women-who-self-objectify-are-less-aware-of-the-cold-during-nights-out-study-finds-62693
When looking ‘hot’ means not feeling cold: Evidence that self-objectification inhibits feelings of being cold
https://bpspsychub.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/bjso.12489
真冬に生足を出している女子高生に対して、誰もが「寒くないの?」と疑問を浮かべます。
彼女たちは、こうした疑問に対して「我慢してる」と答えますが、冬の寒さはおいそれと我慢で乗り越えられるものでしょうか?
サウスフロリダ大学の研究チームは、こうした冬に肌を露出したファッションを楽しむ女性の心理学的な調査を行い論文を発表しました。
これによると、自己対象化(自分を客観的に見る)傾向が強い人ほど、冬の肌の露出に対して寒さを感じにくくなっているとのこと。
どうやら真冬に生足を出している女子高生は単に「我慢している」のではなく寒さそのものを「無視」する能力を獲得していたようです。
研究の詳細は、科学雑誌『British Journal of Social Psychology』に掲載されています。
寒いけどおしゃれのために我慢している
日本の女子高校生は、北海道でも真冬にストッキングも履かずに生足を出している、というのはたびたび話題にのぼります。
「寒くないの?」というのはよく聞かれる疑問で、本人たちにインタビューしている企画も、雑誌やネット記事に多く存在します。
こうした問いに対して、本人たちは「当然寒いけど我慢している」と答えるようです。
しかし、こうした答えを聞いても依然疑問は解消されません。
真冬に肌を晒す寒さというものは、果たして単純に我慢するだけで耐えきれるものでしょうか?
もちろんこうした事例は女子高生の制服に限った話ではありません。
真冬でも肌の露出が多いファッションを楽しむ女性は多く存在します。
海外でも、やはり寒い冬に肌を露出した服を着る女性に対して、「寒くないのか」と考えるのは一般的な現象のようです。
そこで今回の研究の筆頭著者であるロクサーヌ・フェリグ(Roxanne N. Felig)氏は、この疑問の背景にある、彼女たちが冬の寒さを我慢できる心理学的なメカニズムを明らかにしようと調査を行いました。
研究者たちが着目していたのは、自己対象化と寒さの感じ方の関連性です。
自己対象化(self-objectification)とは、他人が自分の外見をどのように知覚・評価するかについて強く意識を向けることです。
例えば、子どもの頃は自分が他人にどう見られているかはさほど気にしておらず、自身の立ち振舞や、身だしなみには無頓着です。
しかし、青年期になると、鏡に映る自分や、カメラを向けらたときに、自分の魅力に対する他人からの評価に意識が向くようになります。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://nazology.net/archives/105906
引用元: ・【研究論文】 真冬の女子高生はなぜ生足でも平気なのか? 我慢だけではない心理メカニズム [朝一から閉店までφ★]
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