4月8日、2022年MotoGP第4戦アメリカズGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、2回目がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日17番手で終えている。
前戦の第3戦アルゼンチンGPから連戦となった第4戦アメリカズGP。午前に行われたフリー走行1回目は、風が冷たく気温16度と低かった。そんな中、中上はフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤを履いて走行。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、アレックス・マルケス(LCRホンダ・カストロール)に並ぶ最多の18周回を行った。セッション残り5分ほどのところで、中上は2分04秒744の自己ベストタイムを記録し、9番手のトップ10でまずまずのスタートを切った。
午後からのフリー走行2回目は気温が23度、路面温度は26度から47度と20度近く上昇した。路面コンディションが大きく変わったことで、中上はフロントのフィーリングに苦戦。ブレーキング、旋回中のフロントの立ち上がりでフロントの感覚が掴みづらくタイムロスをしてしまい、思うようにタイムを上げることができなかった中上。2分04秒074の17番手でFP2を終えることとなった。
フロントのフィーリングに問題を抱え、初日は苦戦を強いられてしまった中上。いち早く解決し、2日目に行われるフリー走行3回目と4回目、そして予選での巻き返しに期待だ。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:9番手/FP2:17番手)
「今日は少し苦戦しました。特に午後のFP2は走り出しから、フロントエンドのフィーリングがよくありませんでした。明日のFP3で解決策を見つけなければなりません。それが明日の一番の目標です」
「フロントエンドのフィーリングをつかむことができれば、いいラップタイムが出せると思います。ベストを尽くします。FP3でうまく解決策を見つけられることを願っています」