F1オーストラリアGPの初日プラクティスで、多数のドライバーが他ドライバーの進路妨害の疑いで審議扱いとなり、角田裕毅(アルファタウリ)とカルロス・サインツ(フェラーリ)に戒告処分がなされた。
FP1ではサインツがターン14で周冠宇(アルファロメオ)の進路妨害をしたと判断され、シーズン1回目のドライビングに関する戒告を受けた。
FP2では、角田がターン2でサインツの走行を妨害したとみなされ、ドライビングに関する戒告処分が科された。角田がドライビングに関する戒告を受けたのはシーズン2回目。1度目は開幕戦バーレーンGPのFP2で、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の妨害を行ったと判断された。
なおランス・ストロール(アストンマーティン)はFP1ではケビン・マグヌッセン(ハース)に対して、FP2ではサインツに対して、走行を妨害した疑いで調査を受けたが、いずれも処分なしとの判断が下された。
また、FP2でルイス・ハミルトン(メルセデス)がターン13でストロールの妨害を行った可能性についても審議が行われた。その時、複数のマシンが最終コーナーを走行中であり、ハミルトンが不必要な形でストロールの進路を妨害したとはいえないとの判断により、ハミルトンへの処分は必要なしと、スチュワードは判断した。
戒告は、シーズンに5回受けてそのうち4回以上がドライビング上の違反である場合、10グリッド降格ペナルティを受ける。