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<p>米CIA長官分析「プーチン氏、戦況に怒り」今後数週間の行動予測 – ライブドアニュース</p><p>【分析】米CIA長官「プーチン氏、戦況に怒りと不満」、今後の行動を予測 ウィリアム・バーンズ長官は「プーチン氏はさらに危険な賭けに出る可能性が高い」と指摘。ウクライナ市民の死傷者は増え続け「今後数週間は醜悪なものになるだろう」と戦闘の激化を予測した。</p><p>ロシアのウクライナ侵攻を巡り、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は8日、ロシアのプーチン大統領をめぐる分析を明らかにし、「プーチン氏は(現在の戦況に)怒り、不満をもっている」と指摘した。同</p><p>ロシアのウクライナ侵攻を巡り、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は8日、ロシアのプーチン大統領をめぐる分析を明らかにし、「プーチン氏は(現在の戦況に)怒り、不満をもっている」と指摘した。 同日に開かれた米下院情報特別委員会の公聴会で、バーンズ氏は「プーチン氏はさらに危険なかけに出る可能性が高い」とも指摘。ウクライナ市民の死傷者は増え続け、「今後数週間は醜悪なものになるだろう」と戦闘の激化を予測した。 バーンズ氏はまず、今回のロシアによるウクライナ侵攻をめぐる判断について「プーチン氏の個人的な強い決意」だった、と語った。プーチン氏の意思決定に関しては「プーチン氏のアドバイザーたちで形成された彼のサークルは、新型コロナの影響でますます狭まっている」と分析した。バーンズ氏はさらに、アドバイザーたちがプーチン氏の判断について疑問を呈したり、異論を唱えたりすることは難しくなっている、との見方も示した。 そのうえで、バーンズ氏は、プーチン氏がウクライナへの侵攻前、ロシア側に有利だと考えた四つの想定について言及。(1)ウクライナは弱小国であり、簡単に脅かすことができる(2)フランスは近く大統領選を控え、ドイツは政権が発足したばかりで、ロシアの侵攻への対応に集中できない(3)ロシア経済は経済制裁に堪えることができる(4)近代化の進んだロシア軍によって最小限の犠牲で迅速な勝利を手にできる――。 しかし、バーンズ氏は「(これらの想定は)すべての点において間違っていた」と強調。実際、ウクライナ軍が頑強に抵抗し、欧州諸国も経済制裁で対応した。こういった要素を踏まえて、「プーチン氏の軍事計画と想定は、迅速で決定的な勝利が前提だった。しかし、これは実現していない」とした。</p>