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いくら時代が変わっても知恵の光を失わない古典がある。18世紀のフランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーの『エミール』はそのような古典だ。「教育について」という副題が語るように、教育に関する話だ。中でも第4巻に出てくる憐れみの話は今日でも有効だ。 ルソーはこのように質問する。王は臣下に…